ゆみしま日記

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zoom RSS 映画「誓いの休暇」

<<   作成日時 : 2005/12/12 21:28   >>

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 心に残るクラシック映画第2弾は、ソ連(!)映画の
「誓いの休暇」です。ご存知の方がどれくらいいる
でしょうか。私は大学の授業でこの映画を見ました。
ロシアに興味のある友人が取るというので私もロシアの
歴史と文化を学ぶ、という講義を履修しました。
これも「散り行く花」ほどではないですが古い映画で、
モノクロ映画です。
1959年制作、グリゴリ−・チュフライ監督。
1960年、カンヌ国際映画祭最優秀賞・青少年向映画賞受賞。

ストーリーは・・ネタバレを避けるため多くは書けません。
この映画こそ、ネタバレせずに見てほしい内容です。
簡単に言うと、ロードムービーの体裁をとり、そして戦争の
悲惨さを淡々と描いた、しかし美しく切なく心温まる内容
です。・・これでは抽象的すぎますね(^^;)。もう少し具体的に
書きます。

主人公はアリョーシャというロシア人の一兵士です。彼は
戦場で思いがけず功績を上げ、その報賞として特別に1週間の
休暇をもらいます。必ず期日内には部隊に戻らなければなり
ません(だから「誓いの休暇」なのですね)。彼はその休暇で
故郷の母に会いに帰ろうとするのですが・・・。故郷に帰る旅の
途中で、彼は様々な人に出会います。その人たちとのやり取りも
よいし、途中で出会うヒロインのシューラとの微妙な心の機微も
素朴で心温まります。

授業でこの映画を見て、忘れられない一本になり、また見たいと
思っていましたが、なかなか見る機会がありません。レンタルビデオ
(当時はビデオしかなかった)にもないですし、テレビ放送もない。
そうこうしているうちにDVDが出始めて、ついに「誓いの休暇」の
DVDを見つけて即購入しました。昔の、隠れた名作がDVDで出る
ようになりました。いい時代になったものです。

この映画ですが、もう一つ印象的なエピソードがあるんです。
いきなり音楽の話に飛びますが、スピッツのアルバム「ハヤブサ」の
中に「甘い手」という曲が収録されています。切ない感じの曲で、
私は大好きなのですが、なんとこの曲の間奏(かなり長いのです、
これが)に、「誓いの休暇」のセリフの一部が収録されているんです。
どの場面か、ちょっとよく分からないんですが、男女の会話なので
アリョーシャとシューラの会話ではないかと思うのですが・・。
ブックレットを見てビックリしました。どうやらスピッツのヴォーカル
の草野マサムネさんが「誓いの休暇」が好きみたいで、使用したようです。
とても嬉しい驚きでした。「誓いの休暇」はなかなか見る機会が
ないかと思いますが、「甘い手」はレンタルCDなどで簡単に聴けます
ので、興味があればぜひ聴いてみてください。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
誓いの休暇をご存知の方をWeb上で見付け、とても嬉しく思っています。

私が中学生の頃(かれこれ35年前?)にNHKで放映され、この作品のすばらしさを知りました。

その後、観劇する機会がありませんでしたが、十年前にマニアック映画好みの婚約者(不幸にも現在の妻であります・・・)がたまたまこのビデオを見付けてきて(これに騙されて結婚したのかな・・ハハハ!)ダビングして何度も何度も見続けてボロボロになっています。

私が小学生の頃は日教組の勢いが激しく、今では考えられないような偏った思想教育が公立学校で行われておりました。「北朝鮮製の妙な映画」や「ソ連の革命映画」を我々児童は見せられ続け、流石にウンザリ。
おかげで小学生ながら共産圏に対する偏見を持つ変なお坊ちゃまに育っていました。

そんな或る日「誓いの休暇」と出会い、思想表現が難しい当時のソ連で精一杯の人間賛歌をうたいあげるチャフライに感動し、ロシア人を身近に感じるようになった次第です。
ちび山さん
2006/04/16 11:41
書き漏れました。

余計なことですが、山田洋次の「幸せの黄色いハンカチ」は絶対にこの映画を意識して作っていると思います。
表向きの原作は「アメリカ」の同名の流行歌の「歌詞」とされていますが、ロシア嗜好の山田監督であって、あの繊細な感情表現や演出は「誓いの休暇」なしでは説明できません。
ちび山さん
2006/04/16 11:50
ちび山さん、コメントありがとう
ございました!私も、この記事に
コメントをいただけてとても嬉しく
思います。「誓いの休暇」でWebを検索
してもあまりヒットせず、この記事は自己
満足・・と思いながら書いたものです
から・・。

なんと言っても見る機会がないのがマイナー
たる由縁でしょうね。私も大学でたまたま
見たものの(バラすと10年ほど前)、
その後テレビで放映されたことはないよう
です。私の世代では殆ど見たことのある人は
いないでしょうね。残念なことです。
ちび山さんのようにテレビで見た、という
方がうらやましいです。奥様との素敵な
エピソードもまたうらやましく思います(^^)。

ソ連映画といえば、ちび山さんが小学生の
ころ見せられたような、偏った宣伝映画の
イメージを持つ方も多いでしょうが、「誓い
の休暇」こそもっとたくさんの人に見て
ほしいです。

ゆみしま
2006/04/16 14:13
(字数制限で入らなかったので続きです。)

「幸せの黄色いカンカチ」は未見ですが、
機会があれば「誓いの休暇」を頭に
置いて見てみたいですね。山田監督と
いえば、世間では「寅さん」でしょうが
(私も・・)、これも傑作ですね。

日本人がロシアに対して抱く印象は中々に
複雑なものがあるようですが(戦争世代は
特に)、この映画はロシアに対する私の
印象をよいものにしてくれました。
ソ連とロシアはもはや違うでしょうが、
ロシアは行きたい国の一つになっています。
ゆみしま
2006/04/16 14:14
ふと誓いの休日、実は休暇のことを思い出して、アクセスしたら見た人に会えて感動です。そうんNHKでうん十年前見て今もそのさわやかさが残っています。制約のある中、究極の恋愛感、心模様が表現されています。この映画はTVで反戦をこめて、また真摯な恋愛を今の世代の人々に送らなければならないと思います。NHKに働きかけましょう、もういちど放映されるように
たけちゃん
2008/04/14 23:34
たけちゃんさん、コメント
ありがとうございます。
この映画を知っている人は
少ないようで、ネット上でしか
語れません。
一度でいいから、地上波で放送
してほしいものですね、本当に。
ゆみしま
2008/04/15 20:37
こんにちは。
私もこの映画を見て忘れられなくなってしまった一人です。最近コメントされた方がいらっしゃるのを拝見し、書き込みさせていただきます。

スピッツの「甘い手」に言及されていますが、収録された箇所は、たぶん、アリョーシャとシューラが駅での別れの際に交わしていた言葉ではないかと思います。アリョーシャが列車に乗ってしまう(そしてもう二度と会えない)直前、ホームで会話しているところですね。実は使われているシーンがシーンだけに、「甘い手」を聴くときも一層せつなくなってしまいます。

DVDをお持ちでしたら、ぜひ確認してみてはいかがでしょうか。
僭越ながら、おせっかいでした‥。
あみ
2008/05/18 10:35
あみさん、こんにちは。古い記事へのコメントも大歓迎です。

「甘い手」についてお教えくださってありがとうございます。気にはなっていたのですが、ロシア語の知識もないので全編見ながらチェックする、というのは断念していました。二人の別れのあのシーンはとても切ないですね。個人的にはラストの次に切ないシーンだと思っています。
DVDで確認してみたいと思います。
いろんな方からこの映画についてコメントを頂けて驚くと同時に、この作品のよさを改めて感じています。
ゆみしま
2008/05/19 00:55

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