ゆみしま日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「ベルリン、僕らの革命」

<<   作成日時 : 2007/11/13 23:08   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 いろんなドイツ系映画を見ようという試みのもと、
今度は「ベルリン、僕らの革命」を見てみました。
主演は「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュール、
ヒロインに「白バラの祈り」のジュリア・イェンチ。
ドイツでは有名なキャストを据えてます。

 舞台は現在のベルリン。一言で言うと矛盾に満ちた
今の社会に反抗する若者たちをややシニカルに描いて
いる映画、といったところでしょうか。D・ブリュール演じる
ヤンと親友ピーターは、「エデュケーターズ」と称して
金持ちの家に忍び込む。だが物は盗らずに部屋の
「模様替え」をして、「お前たちは富を持ちすぎている」と
メッセージを残し、金持ちたちを「教育」する。
ピーターの恋人ユールは、金持ちのベンツに追突してしまい、
その弁償金のせいで借金を背負って苦しんでいた。
ある日2人が「エデュケーターズ」だと知ったユールは、
自分を追い詰めた金持ちの家に忍び込んで「教育」する
ことを思いつく-。

 で、結局はその金持ちと出くわしてしまい、彼を誘拐して
チロル付近の山荘に4人で潜伏するはめに陥るのです。
そこから奇妙な共同生活が始まる。金持ちはかつて
革命を夢見て反抗していた活動家だった。現在との
あまりの違いに驚き疑問を抱く若者たち。彼ら若者に
賛同はしないながらも、昔の自分の姿と重ねて過去を
懐かしむ金持ちの男。

 ラストはちょっとわかりにくくて、私は何度もその部分を
見ました。サイトなどで皆さんの意見を見て総合すると
こんな感じでしょうか。警察に通報しないと若者たちに
約束した金持ちの男だが、一晩悩み抜いた末に通報する
こととする。恐らく彼は若者たちが捕まることを望んで
いないし、彼らが恐らく捕まらないだろうことも分かっていた。
果たして警察が彼らのアパートに踏み込むと、もぬけの
殻。壁には一枚のメモ。これ、正しく訳すると「決して
変わらない人間もいる」という意味らしいです。
そのころ彼らはベッドで眠り込んでいた。呼び鈴が
鳴り、ユールはドアを開ける。メイドらしき女性が部屋を
掃除しましょうか、と聞く。ユールは眠そうに、あとで結構よ、
と返す。実は女性の言葉はスペイン語。前半でピーターが
バルセロナに旅行に出かけて、最高だったと言う場面が
ある。それを伏線と考えると、彼らはスペインに高飛びした
と考えるのが自然でしょう。

 山荘ではお互いの主張を一部理解して、連帯感が
生まれても、現実に戻ればお互い相容れない存在。
若者たちも、金持ちも、それぞれの立場で正しいと思った
行動を取るのです。ラストはこのように苦いのですが、
それがあくまでも現実的で面白い。若者たちと金持ちが
真に共感し連帯できるとは到底思えない流れですからね。

 ほろ苦い青春映画という感じで、同じD・ブリュール主演でも
「グッバイ、レーニン!」よりこちらのほうが好きですね。
ずっと現実的なのがいいです。
とはいえ、「革命」なんて言葉に縁のない世代の人間としては
若者たちに共感を抱けないのも事実。これ、ほんとに現代が
舞台??とも思ってしまいました。今、日本で彼らみたいな
若者を見かけることってほとんどないですからね・・。
既存の社会への反抗と理想を語られても、どこか冷めた
気分で映画を見ている自分がいる。それをはっきりと自覚
させられながらの鑑賞でした。もはやそういった青臭い青春に
完全に共感することはできないのかもしれない。
そんなちょっとだけ苦い思いを抱かされましたね・・。
 
 さて、次は何を見ましょうか。
ベルリン、僕らの革命
ベルリン、僕らの革命 [DVD]

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
映画「ベルリン、僕らの革命」 ゆみしま日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる