ゆみしま日記

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zoom RSS ジルオール インフィニット キャラ語りその12

<<   作成日時 : 2005/08/11 16:06   >>

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 キャラ語りその12です。誰を語ろうか迷っていましたが、ここにきて
語りたい人物が見つかりました。それは・・・

 (注意:ここより完全ネタバレ)

 セルモノー
 なぜ??あの奥さんに任せっきりの××××王様(×には好きな字を
入れてください)に語ることなんてあるのか??とお思いの人も多い
でしょう。実際私も、ロストール側の人間は大体語ったし、セルなんとか王
とかタルなんとか氏がいた気もするけど、あんまり語ることもないし、悪口で
終わりそうだから(情けない男ですねとか服のセンス変だよねとか)、
次ディンガルあたりに移ろうか〜と思っていたのです。
しかし。セカンドプレイ覚え書き9でも書いたように、歴史区分7のアトレイア
関連イベントを進めて、セルモノーの最期を見たら、ああこれはやっぱり
語るに足る人物だったのだな、と思って取り上げることにしました。

 というわけで、前置きが長いですが、セルモノーです。名前がなんとなく
締まらない気がするのは私だけでしょうか(^^;)。一応彼の境遇などに
ついておさらい。彼はロストール王家に生まれ、王位は兄のフェロヒアが
継承していました。フェロヒアが死んだとき、フェロヒアの子供であるのちの
アトレイアはまだ母のお腹の中。それをいいことに、セルモノーは王位を
継承します。このとき彼の即位を助けたのが、王妃となるセルモノーの妻
エリス。エリスはロストールの貴族の中でも名門中の名門(エステル談)
ファーロス家の出身です。
妻の家の後押しもあり(エリスの兄ノヴィンも凡庸だが、野心は相当にあった)、
セルモノーは王となります。しかしこれに反発した一部の貴族(リーダーは
テジャワ)が、フェロヒアの遺児アトレイアを担ぎ出し、王位につけようと画策
するのです。フェロヒアの妻も、自分の娘を王位につけたかったのでしょう。
ですが彼らのクーデターはエリスの機知もあり失敗します。
フェロヒアの妻は娘アトレイアと無理心中を図りますが、彼女は死に、
アトレイアは命は助かったものの失明し、表舞台に登場することはなくなります。

 さて、セルモノーは自分が王位につくため、権力を手に入れるため、ファーロス家
の娘エリスを妻に迎えたのであり、最初から愛のない結婚でした。
エリスは、夫となる人物のため、娘時分から料理や裁縫をみっちり仕込まれ、
幸せな結婚を夢見ていたようです。しかしセルモノーは愛のない結婚をした
罪悪感から、エリスに対しても、その後生まれた娘ティアナに対しても冷たい
態度を取り、さらに政治にも無気力で関心を持とうとしません。
だが、そんな夫に対して、エリスはあくまでも忠実だった。ひたすら夫に尽くし、
夫のため、娘のため、ロストールのために策謀をめぐらし、ついにはエリスの
おかげでロストールが成り立っている、そんな奇妙な状況が続くようになります。

 セルモノーは罪悪感をずっと持ち続けるのですが、罪悪感を持つだけ彼は誠実な
人間なのかも、と感じました。現実の世界の歴史と比べるのは異論もあるかと
思いますが、ジルにおけるロストールをモデルとなった中世ヨーロッパになぞらえると
この時代、政略結婚というのはごくありふれたことだった。日本でもそうです。
ハプスブルグ家の結婚による版図拡大というのは有名ですね。
まあ現実をあんまり持ち出すのもなんなので、そういうわけで、きっと歴代の
ロストール王家でもきっと政略結婚はしばしば行われてきたことでしょうね。
セルモノーはそれを王たる自分には当然のことだと割り切れずに悩み、苦しんで
いたのです。割り切れない辺り、彼はある意味善人であり、王になるには人物が
小さいとも言える。評価は割れます。どうせ冷たい態度をとるなら、家族のことで
悩んだりせずにいられたらまだ幸せだったし、闇にとりつかれることもなかった。

 死に際にはティアナが自分の娘でなかったら、こんなに苦しまずにすんだ、
エリスと2人、お互いの罪を見つめながら醜くく共存できた、と言います。
これは相当に勝手な発言ですが・・(^^;)。セルモノーにとっては、エリスが
ふがいない自分に愛想をつかして、いっそ不貞でも働いてくれたらよかった
のでしょうね。でもエリスはあまりにも賢く、夫に忠実すぎた。ただ他人の
ため、夫のため尽くしていた。自分のためではなく。そのために雌狐という
汚名を着せられてもそれをはねのけられる強さがあった。
セルモノーは自分からは何も行動せず、ただ相手が罪を犯すことを願っていた。
相手が堕落することを望んでいた・・。こうしてみると、何もしないのがよいこと
ではない、とひしひしと感じますね。エリスは結果的には、ゼネテスの言うように
いい人とは言えなかった。反対派の貴族を破滅させ、他国を併合もしている。
たくさんの人から恨まれて当然だった。でも、そんなエリスが闇落ちせず、
セルモノーが闇落ちした。それはなぜか。ただ自分のことしか考えていなかった。
特別、他人を陥れようとしたわけでもない。でも、他人の幸福を願うわけでもない。
そこがエリスと違うところでしょうね。

 最期の言葉・・。「最初に愛せなくても、明日から愛そうとすればよかったのだ。」
たぶん、エリスはそれを実行出来ていたのでしょう。彼女も、最初に愛せなかった
かもしれないけれど、明日から愛そうとして日々を過ごしていたのでしょう。
だから夫に忠実でいられた。セルモノーはもっと早くそれに気付いていれば
よかったのに、余りにも遅すぎました。
最後に、闇にとりつかれた理由、どうすれば少しでも幸せになれたかを悟りながら
彼は死にます。主人公にティアナのことを託しながら・・。でももうティアナは闇に
落ちてしまっていた。やっと父親らしい気持ちを持てたのに、もう娘は今までの
娘ではなくなっていた。それを知らずに死んだことは、せめてもの慰めだったのか・・?
いずれにせよ、ロストール王家の一家は悲劇的な終わりを迎えます。アトレイアが
王位を継承したものの、それは王権が崩壊しはじめているのを暗示していた。
アトレイアの子孫が王位を継ぐ、という道筋よりはアトレイアが市民に政治権力を
譲って、市民社会へ移行するという筋書きが予想されます。
この戦乱のあとの世界を舞台にしても面白そうですね。現実の世界史そのまま
ですが(笑)。謁見の間でのセルモノーのセリフを聞いて、前作では単なる情けない
王だった彼の印象が少し変化。罪悪感に苛まされる彼。しかし苛まされるだけで、
自ら状況を変えようとはしないし、それ以上思考が進まない。情けないのに変わりは
ないけれど、彼の心情がよりわかるようになりました。人が陥りやすい心情です。
正直、彼の評価が高くなったわけではないのですが、あえて言うなら、エリスが
少しだけ報われたかな、と思います。

 セカンドプレイは、ロストールに焦点をあてて進めたので、レムオン関係以外の
ストーリーはかなり押さえたと思います。(旅先スタートなのでノーブル伯には
なれず、レムオンのイベントにも立ち会えず・・)
こうやってロストール側をずっとみていると、非常に面白いです。きちんと歴史や
人物が設定されていて、無理がない。かつかなりリアル。闇落ち王女などはともかく、
王家の歴史の流れとかは本当にありそうです。クーデター関係とか。
ロストールはディンガルのエキセントリックさに比べると(魔人とのハーフとか壁男、
壁男の息子あたりがその代表)より現実の歴史(ヨーロッパ)に近くて、その後の
話が気になるし、予想したくなりますね。

 もちろん、ディンガルも好きです。このエキセントリックさはゲームならでは
の面白さですし、謎に満ちた設定が気になります。ラドラス、アルレシア、
4人の巫女・・。800年前のストーリーも面白そう。壁男さんがまだ壁に埋まって
なかったころ(笑)の姿も見たい。ジルのシステムや設定は、このまま埋もれるには
惜しいですね。インフィニットと繋がりがなくてもいいから、このシステムを生かして
何かゲームを制作してほしいものです。

 また長文になりました。やはりロストール派なので(^^;)、長くなってしまいます。
一時、軽めに書こうとか言いましたが、ロストール関係についてはどうも熱く語りたく
なるみたいです。まあ、お気楽キャラ語りになればノリも軽くなると思います。

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