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zoom RSS 映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」

<<   作成日時 : 2008/03/13 00:04   >>

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モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版
評判のよかったこの映画、今さらというか遅ればせながら
見ました。おんぼろのバイクに乗って、若き日のチェ・ゲバラと
生化学者の友人アルベルトが南米大陸を駆け巡る。
というと結構ベタなロードムービーを想像しそうですが、少々
ひねりが効いてます。以下レビューです。

旅を始めたはいいが、バイクはわりと早いうちに壊れてしまい、
鉄クズ屋へ売ってしまう。
その後は新しいバイクを買うでもなく(お金ないので買えない)、
徒歩で旅をする。無茶な!そう、この無茶が多分いいのだ。
使い古された表現だけど、若さゆえの無謀さ、果てしない夢、
前向きさ、理由もない楽観など、現代なら文字通り若い者さえ
失ってしまったような言葉が彼らにはよく似合う。
南米が舞台だからか?時代が違うからか?エリートだからか?
その後の革命の英雄だからか?
正直その辺の理由よくはわからないけれど、でも彼らは旅をする
途中で現実も見る。共産主義者がゆえに、警察から逃げながら
職を求めて鉱山に向かう夫婦。彼らの旅は「自分探し」なんて
甘いものではない。「生きるための旅」だ。
その夫婦に問われ彼らは言葉に詰まる。
「あなたたちはなぜ旅をしているの?」
・・・エルネスト(ゲバラ)は答える。「旅をするためです」

わかったようなわからないような、禅問答のような答え。
二人の心境はいかがだったか。
そうやって、少しずつ社会の現実を受け入れていく二人。
南米大陸の奥地に入るとアンデスの少数民族が抑圧された
暮らしをしているし、彼らの目的地、ハンセン病療養所の患者も
閉鎖された空間で暮らしている。
エルネストは彼らと触れ合いながら、「一つの南米大陸」を夢みる
ようになっていく。
あくまでこの映画はロード・ムービーなので、ストーリーはここで
終わり。革命の指導者になるよりもずっと前の時点で話は
終わっている。その後の彼の人生は文字で簡潔に語られるけれど、
あくまでこれは若き医学生エルネストと友人アルベルトの成長の
記録だ。ゲバラについて詳しい知識がなくとも楽しめる。
知っているに越したことはないが。
ラストシーンで離陸する飛行機を見つめていた老人、あれは
アルベルトの老いた姿なのかなあ、と思ったけれど分からず。
・・・もしそうだったらいいな、という私の希望。

全体的に淡々とした描写ですし、途方もない大事件が起きるわけ
でもないので、人に寄っては物足りなさを感じるかも。
私はこの淡々とした雰囲気が素晴らしいと思いました。
多少フィクションはあるかもしれませんが、リアルな旅の記録として
楽しめます。彼らが本当に「夢と希望に満ちた若者」だったんだと
思えてきます。
そしてさりげなく、抑圧された社会の描写を入れて、ちょっと硬派な
印象にしているのもよいです。
また、南米大陸の自然の多様さに感動しました。大河から岩山、
雪原、湖、高山。広大な大陸の美しさを堪能できます。
正直、南米には関心がなかったのですが、これを見ているうちに
南米の魅力も少し理解できたような気がしました。
若い時にこんな旅が出来た彼らが羨ましい。
なにより、旅に出ようと思い実行したその行動力が羨ましい。

・・自分が成長できる旅をいつかはしてみたいものです。
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